ようこそマイケル・ストアラー ボート設計室へ―――セーリング・ロウイ ング・フィッシング・カヌー用簡易木製ボート
私はオーストラリアで活躍中のボートデザイナーです。私が設計する木製 ボートの説明等は全て英語で書かれていますが、写真も沢山掲載してある為、どのようにこのボートが組み立てられるのか理解しやすい構成になっています。
①どのようなボートをデザインすべきか?
ボートのサイズは様々ですが、やはり小さくて扱いやすいボートが人々に 好まれているようです。大きいボートは結果的に倉庫に眠らせてしまうことが多く、その為、私は主に扱いやすいであろう小さいボートをデザインしています。
一人又は二人で持ち運びのできるボートなら広い収納スペースは必要無 く、簡単に扱える事から使用される機会も自然と多くなります。こういったボートの主な例はカヌーやセーリングボートです。更に小さいボートの利点は値段も 安く済むと言う事です。
それぞれセーリング・ロウイング・フィッシング・カヌー用にボートをデ ザインしていますが、例えばセーリングボートにモーターを取り付けたり、カヌーでセーリングをしたりなど一つのボートを色々な目的に使用する事も可能で す。
②何故自分でボートを組み立てるのか?
世界中で沢山の人々が二つの理由から自分で木製ボートを組み立てて使用しています。一つ目の理由はD.I.Y.の 木製ボートは、材料だけ揃えて自分で組み立てる為、費用が安く済むという事です。特に予算に限りがある場合は、自分で作る事に因って既製品よりも大きくて 立派な木製ボートを組み上げる事が可能となります。私のデザインするボートは一般的に手に入りやすい防水加工済みの木材やMarine Grade Plywoodを使用しています。
ボートのみに限らず、自分だけのオリジナルな物を持つ事は非常に楽しみにな事です。周囲から非常に目立ち、興味を抱いた人々からどこで手に入れたのか聞か れることもあると思います。そこで買ったのではなく『自分で作った』のだと言えたらどうでしょうか?私のデザインするボートは見栄えも良く、頑丈であり、 このような場面に出会ったお客様も沢山実在しています。
③どの程度の技術と知識が必要か?
既に数千人のお客様が私のデザインしたボートを組み上げていますが、皆さんの技術や知識はあまり重要ではありません。高校時代の私の技術の成績はクラスの ほぼ最下位でした。しかし、後に近代的なボートの設計方法を理解して行くにつれて、2つの理由から、何故昔はボートの設計・組み立てが難しかったのかが明らか になりました。
1.製作者が全てのパーツの正確な寸法を計算する必要があった
2.浸水を防ぐ為の完璧な組み立てに高い技術が求められた
現在の設計方法では、1番 の作業が緩和されています。又、一つ一つのパーツの形が多少違ってもボートの品質にほとんど影響がありません。何故なら、エポキシなどの接着剤、6mm以 内の隙間なら簡単に埋める事ができ、それ以上の隙間も違う方法で生めることが可能だからです。パーツを正確に切り出す事はもちろん重要ですが、間違いが生 じても充分補う事が可能なのです。
④何故これらのボートが特別なのか?
・ 軽量
軽いボートならもっと気軽に楽しく遊ぶ事ができます。軽量ボートデザインの経験が豊富であり、それゆえ、私のデザインするボートの重量は 同サイズの市販品のほぼ半分に納まっていますが、強度は全く失っていません。
パーツも少ない事から比較的簡単に短時間で作ることが でき、持ち運びにも非常に便利です。
・ 簡単作成
作成方法は全て段階的に順を追って説明されています。
無駄なパーツは極力省いている為、市販のボートの半分から3分の一のパーツしか使っていません。
・ 高い性能
一度漕ぎ出したら止まらない軽くて強いボート!! 一見何の変哲も無いボートに見えますが、漕ぎ出してみれば差は歴然とします。
最新のボートでのセーリングはとても良いものですが、あなたの手作りボートは 予想以上に素早く滑らかに水面を走っていく事でしょう。
又、モーターボートは軽量モーターを搭載しながらも力強い走りと抜群の燃費の良さを兼ね備えていま す。
・ 詳細な設計
私達は何年にも渡りボートのデザインとその材料の販売を手がけています。
その結果ボート作りにおける様々な問題点を克服し、初心者の方々にも政策可能なデ ザインへと改良を重ね続けてきました。
今後もお客様からの更なる意見を尊重し、より簡単で使いやすいボートをデザインしていきたいと思っています。